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TORICOを作る前、私は「たまには少しだけ贅沢をして美味しいものが食べたいな」と思い、テレビ・雑誌でオススメしていた商品や、有名ショッピングサイトでランキング上位のものをお取り寄せしていました。 注文をして商品が届き「さすがに近所のお店で買うものよりは美味しいな」と思いながら食べるのですが、何か違和感を感じます。 ハッキリ言うと「期待はずれ」のケースが多いのです。 せっかくお取り寄せしたものなので、満足したフリをしていましたが・・・。
「天才シェフが作った」「大人気商品!売り切れ間近」「ランキングで20週連続TOP3」「購入者の感想(絶賛のみ)」といった情報を見て購入するので期待はとても大きいのですが、それは「売るための宣伝」であるため意味がないものも多かったのです。
なにもガッカリをみんなで味わうことはないのです。 (疑問) : 「信頼のできるレビューってどうすれば書けるのだろうか?」
(案1) : 「信頼のできる人に書いてもらう (レビューの質)」 このようにして「TORICO」のアイディアは実現に向けて走り出したのです。
もちろん「美味しさ」というのは人それぞれ感じ方が違います。ましてや数値で表せるものではありません。それでも「TORICO」の「満足度」や「レビュー」は「お取り寄せ商品」を選ぶ際の情報としてとても参考になるものだと思います。
1つ目の問題は「予算」です。 ショップに商品を提供してもらったのでは公平なレビューは書けません。自分でお金を出して購入するしかないのです。レビュー数が少なければサイトとして価値のないものになってしまいますし、「1商品に対して3人がレビューを書く」という方式では、この商品代はバカにはならないものでした。 この問題は私が全額を負担すると決心することで解決しました。「何かを生み出すには相応のリスクを背負わなければならないんだ」と何度も自分に言い聞かせました。 2つ目の問題は「レビュアー」です。 TORICOのアイディアを考えたとき、私の頭の中にはすでに3人の女性が思い浮かんでいました。彼女たちは実績・能力ともに申し分ないため相応の報酬を用意するのが順当なのですが、私には彼女たちの報酬まで負担する余裕はありませんでした。 完全に道は閉ざされたように思えました。 しかし、図々しくもダメもとで「TORICOの企画」「その背景にある想い」「現在の状況」を説明してみると意外な反応が返ってきたのです。
「こんな素晴らしい企画にぜひ参加したい」 と全員が参加を承諾してくれたのです。今思えば奇跡のようです。 このように大小さまざまな問題を1つ1つ解決しながら、「TORICO」は2006年5月1日にオープンすることができました。
TORICOは「消費者の味方、お店の敵」というわけではありません。良いものは「良い」という評価をしますし、悪い評価になってしまった商品に対しても、悪かった点を明確に示すことで今後の改善に役立つことを願っています。
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