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「しずく茶」と言う名前を初めて聞いたので、ちょっと調べて見た所しずく茶には独特の作法がある様です。添付のリーフレットにしずく茶の楽しみ方が書かれていましたので、どれどれと読んでみた所、茶さじ1杯の茶葉を小さな椀に入れる所から始まり、温度や蒸らし時間などに気を配りながら四煎楽しんだ後の茶殻は食べられると書いてあります。私はこれを読んで正直、 「面倒くさいお茶だな〜」 と思ったのです。 「もっと手軽に楽しめたらいいのに・・・」 って。しかし、この気持ちは後に覆されました。 面倒くさいけど、それでも言う通りに飲んでみる事にした私。新鮮なお水を沸かし、湯冷まし用の片口の茶碗に熱湯を入れて、人肌より少し熱い程度の白湯を作ります。小さな湯呑みに茶さじ１杯のしずく茶の茶葉を入れて湯が冷めるのを待ちます。茶葉は針の様に繊細で深い緑色をして爽やかな香りを放っていました。最初はほんの少し、２０�佞療鬚鰺イ靴�茶葉を入れた湯呑みに注ぎ、蓋をして２分間蒸らします。時計の秒針が２周して蓋を外すと茶葉は湯を含み傾けるとほんの少しの緑色をしたお茶が抽出されています。このわずかなひとしずくが一煎目のしずく茶です。驚く事に、さほど苦くなく、口の中にえも言われぬ爽やかな香りと味が広がる一滴です。すっかり感激してしまい二煎目の白湯を湯飲みに注ぎます。二煎目はさっきよりも熱めで１分蒸らしますが、今度は一煎目よりも緑も濃く、トロミを感じる様な一滴です。三煎目で湯冷ましに残った白湯を全部注ぎ入れ、四煎目では熱めのお湯をたっぷり注ぎ茶葉が開くまで抽出しますが四煎目でも美しいお茶の緑色はしっかり残っています。そして、飲んだ後の茶殻は酢醤油を掛けて頂く事が出来ます。ポン酢醤油でこの茶殻も頂きましたが、柔らかくてお茶の風味を噛んで味わう事が出来ました。お茶ッ葉がこんなに美味しいなんて！ 一煎目から四煎目まで移ろうお茶の風味を楽しむ事が出来ました。茶道の心得は無い私ですが、お茶を淹れている間は集中して無心になっていました。そして広がる爽やかな香りや苦味で気分はすっかりリフレッシュしているではありませんか！不思議です。面倒くさいと思った事なのにお茶の美しい緑色を目にした途端とても心地よい感覚に包まれました、春の新緑を見た時の様な・・・。お茶に含まれるテアニンと言う成分はストレス解消に大きな効果を発揮するそうですが、まさに妙薬。しずく茶を嗜むには小さな蓋椀や湯冷ましなど、「しずく茶専用」の茶器もあるのですよ。思わず揃えたくなってしまいました。可愛らしい茶器と上品なお乾菓子を並べて、星のしずくを飲んで悦に入る・・・新しいリフレッシュ法を見つけたかもしれません。 星の玉露 しずく茶 ： 総合 | ayanさん | ジゾウさん | DECOさん （2007-04-20）
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