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芳ばしく、清清しい、何ともいえない良い香り。思わず大きく息を吸い込みたくなります。 今回取り寄せたのは、石川県にある丸八製茶場の「献上加賀棒茶」(120g・缶入り)。 丸八の創業は文久三年(1863)といいますから、実に140年以上の歴史を持つ老舗です。 加賀棒茶とは、加賀(金沢)地方で古くから飲まれている、お茶の茎を原料とするほうじ茶のことですが、中でもこの「献上加賀棒茶」は一番摘み茶の上質の茎を使用した棒茶で、昭和58年に昭和天皇に献上されたものだそうです。 ほうじ茶というと、一般的に茶色の茶葉をイメージしますが、この献上加賀棒茶は枯れたような薄い緑色をしていました。例えるなら、少し日に焼けた畳のような色味? なんだか私の知っているほうじ茶とはずいぶん趣が違います。 茶筒に入っていた小さな紙に「美味しいいれ方」が書かれていたので、それにしたがって献上加賀棒茶をいれてみます。まずは新鮮な水を沸騰させて茶葉を入れた急須に注ぎ、すぐ茶碗に注ぎ分けます。急須から茶碗に注ぐときにも、芳しい香りが立ち込めるので、お茶への期待が高まります。ああ、もう、ほんとに良い香り!! 茶碗をのぞくと、水色(すいしょく)は透明感のある薄い黄色っぽい色。これも、一般的なほうじ茶の濃い茶色とは違っています。ひと口飲んでみると、芳ばしく、澄んだ味わい。 苦味や渋みはなく、多分、誰が飲んでも「素直においしい」と思えるお茶だと思います。 飲んだあとの口の中のサッパリ感も気に入りました。 ご飯のときにも、甘いものといっしょでも、気取らず、ゴクッと飲めるおいしいほうじ茶。 飽きが来ず、何度でもいれて飲みたくなるお茶。献上加賀棒茶は、そんなお茶でした。 ウェブサイトを見ても、土づくり・人づくりから情熱を持ってお茶作りに取り組んでいる会社だということがよく伝わってきます。その中で、私が素晴らしいなと思ったのはこの言葉。 『一、 安心して飲んでいただける商品を 二、 品質にごまかしのない商品を 三、 価格が適正で納得のいく商品を 四、 茶園の特色が鮮明な商品を 五、 加賀の文化として認められる商品を 』 丸八製茶場の精神がしっかりと伝わってくる宣言だと思います。 雰囲気のある和紙に包まれた銀色の茶筒も上品で、年代を問わず贈答用としてぴったりのお茶だと思いますが、自宅用としてもよいですね。今回いただいた献上加賀棒茶以外にもいろいろな種類のお茶がありましたので、他のお茶もぜひ試してみたいところです。 献上加賀棒茶 : 総合 | ayanさん | ジゾウさん | DECOさん (2007-08-21)
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